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よくある質問

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性器ヘルペス

① 性器ヘルペスの症状は?初発と再発性の違いは?

性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウィルス1型(HSV-1)または、2型(HSV-2)の感染によって、性器に浅い潰瘍性または水疱性(水ぶくれ)の病変が出来る病気です。

この水疱の中に多数のウィルスを認めます。

よってこの水疱をこすったり、水疱液を触った手で目をこすったりすると感染がひろがる場合があるので注意が必要です。

発症には、初めて感染した初感染と、潜伏感染していた単純ヘルペスウイルス(HSV)の再活性による再発性の2種類があります。

この2種類に症状の違いなどあるのでしょうか?

初感染では、性器の水疱、潰瘍だけでなく、38度以上の発熱や股のリンパ節(そけいリンパ節)が腫れることもあります。

逆に再発性の場合は、水疱や潰瘍ができる程度で全身症状を伴わないことが大半です。

再発性は、疲れていたり、免疫力が弱っていたりすると症状が出ることも多いです。

初感染も再発時も、症状があるときは感染するリスクがありますので性行為は控える必要性があります。

② 口の周りにできるヘルペス(口唇(こうしん)ヘルペス)と違うの?

口の周りにできるヘルペスを口唇ヘルペスといいます。

口唇ヘルペスの原因は単純ヘルペス1型(HSV-1)が多いです。

HSV-1は30歳で約50%の人が感染するといわれており、多くの方が感染した既往を持っている可能性があります。

みなさんの中にも、よく口のまわりに水泡が出来る方がいらっしゃるのではないでしょうか。

性器のヘルペスは、単純ヘルペス2型(HSV-2)の頻度が高いと考えられています。

HSV-1も性器に感染するリスクはありますが、再発性の性器ヘルペスでは80%以上はHSV-2による感染と考えられています(Obstet. Gynecol. 1982;60: 456-461.)。

1型の感染は、キスなどを介して、2型は性行為を介して感染することが多いです。

タオルなどを介しても感染するリスクもあります。

前述しているように、患部の潰瘍部また、水疱内にウィルスがいるため水疱が出来ているときは、患部をかいた手でどこかを触ったり、同じタオルを使用したりするなどは避けたほうがベターです。

再発頻度は、単純ヘルペス2型のほうが圧倒的に高いと考えられています。

③ 性器ヘルペスの診断は?

ヘルペスの診断には、単純ヘルペス(HSV)の分離培養法が最も良いと考えられていますが、承認がなく通常は検査ができません。

血液による血清抗体測定による診断方法があります。

採血で、単純ヘルペスのIgGとIgMといった抗体を測定することで感染の診断予測ができます。

ただし、感染からの時期によっては診断が難しい場合があります。

また、抗体検査では1型、2型の区別をすることが出来ません。

よって安易な検査は誤った解釈を行うこともあるため、注意が必要です。

ヘルペスの多くは、見た目、症状で診断可能です。専門のDrの診察を受けることをお勧めします。

ご相談ください。

④ 性器ヘルペスの治療は?

ヘルペスの治療は、抗ヘルペスウィルス薬の内服になります。

通常約5日間、薬を内服します。

重症例では、点滴治療を行う場合もあります。

治療のポイントは、発症した場合早めに薬剤を内服することです。

抗ヘルペスウィルス薬は、ウィルスの増殖を抑え、症状の悪化を予防します。

よってすでに感染症状が悪化している状態では、内服しても症状が変わらないこともあります。

あくまでもヘルペス感染症は、自分の免疫力で改善していきます。

ヘルペスを疑った場合は、早めの受診、相談が悪化予防に重要です!

⑤ よく性器ヘルペスを再発します。どうしたらいいですか?

性器ヘルペスは、しばしば再発を繰り返します。

再発を繰り返す場合、精神的にも苦痛となることもあるため注意が必要です。

現在、保険診療で再発抑制療法が可能となっています。

抗ヘルペスウィルス薬を、感染時使用量より低量で継続投与する方法です。

本抑制療法で60-70%はコントロール可能と考えられています。

その適応は、治療可能な施設でよくご相談ください。

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