尿失禁(尿漏れ)|東京都港区の泌尿器科 佐々木クリニック泌尿器科 芝大門 浜松町 汐留 品川 PSA高値 前立腺がん 前立腺標的生検

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よくある質問

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尿失禁(尿漏れ)

① 尿失禁(尿漏れ)の種類

尿失禁は、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまう状態のことです。いくつかの種類があります。

腹圧性尿失禁

重い荷物を持ち上げたときや、せき・くしゃみなどお腹に力が入った時の尿漏れ。

出産後に起こる失禁や前立腺がんの術後早期に起こる失禁も腹圧性尿失禁がメインです。

切迫性尿失禁

尿意を我慢できない尿漏れ。

急にトイレに行きたくなって我慢できない失禁です。

溢流性(いつりゅうせい)尿失禁

尿の切れが悪く残尿感があり、少しずつ漏れ出てしまう尿漏れ。

膀胱機能が低下していると残尿が多くなり、尿が膀胱からあふれ出てしまう失禁です。

重度の糖尿病や重度の前立腺肥大症や末梢神経障害の病気で起こることがあります。

機能性尿失禁

排尿機能は正常なものの、認知症や運動機能の低下による尿漏れ。

② どんな検査が必要か?

尿漏れも①に示したようにいろいろな失禁のタイプがあります。

失禁タイプによって使用する薬剤やマネージメントが変わることがあります。よって原因精査が必要です。

下記のような検査を行います。

尿検査

尿の成分を調べる検査です。感染症や血尿がないか調べます。

膀胱炎などの炎症によっても失禁が起こることがあります。

尿流動態検査(尿の勢いの検査)・残尿測定検査(尿の残りを確認する検査)

トイレに排尿していただき、尿の勢いを確認します。

また、排尿後、残尿測定検査を行います。尿の勢いや排尿後の残尿量が問題ないか確認します。

残尿量が50ml以上では、さらなら検査が必要です。

いずれも痛みのない検査ですのでご安心ください。

超音波(エコー)検査

腎・膀胱・前立腺などの異常がないか確認します。

結石や腫瘍などでも刺激により尿がもれることがあります。痛みのない検査ですのでご安心ください。

子宮脱有無の確認

腹圧で子宮などが膣からでていないか確認する場合があります。

子宮脱なども原因となることがあります。

夕方など膣から子宮・膀胱などピンポン玉のように出てくる方はおしゃってください。

また、必要に応じて婦人科を受診していただく場合があります。

パッドテスト

水分を摂取した後に決められた動作や運動を行い、パッド内に漏れた尿の量を測定します。

チェーン膀胱尿道造影検査

膀胱にチェーンのついたカテーテルを挿入してレントゲン撮影を行います。

膀胱頚部が開いていないか、膀胱が下がってきていないか評価します。

上記の検査がすべて必要というわけではありません。状況に応じてそれぞれ検査を行います。

③ 尿失禁の治療について

尿失禁の治療には内服治療、行動療法、電気・磁器刺激療法、手術療法などがあります。

① 内服治療

β3アドレナリン受容体作動薬

β3アドレナリン受容体作動薬は、膀胱のβ3アドレナリン受容体を刺激することで膀胱を広げ、尿をためる作用で症状を改善させます。

抗コリン薬

抗コリン薬は膀胱が勝手に収縮してしまうのを抑えるためにムスカリン受容体をブロックする働きで、切迫感や切迫性尿失禁の症状を改善させます。

その他

その他にもお薬がございますので、適切にご提案させていただきます。

② 行動療法(骨盤底筋運動・筋肉トレーニング/運動/ダイエットなど)

骨盤底筋運動(体操)とは尿道のまわりを含めた骨盤底の筋肉を鍛えるトレーニングです。

膣の部分を閉めるように筋肉を動かすトレーニングを行います。

なかなか自分で行うのは難しいですが、数か月間、継続して行うと尿失禁が改善することがあります。

また、体幹を鍛えるトレーニングやダイエットも有効と言われています。

内臓脂肪が多いと腹圧が上昇し、失禁量が上昇する場合があります。

適度な運動や肥満を予防することも重要です。

炭水化物・脂質の取りすぎ、大量の飲酒などにも注意しましょう。

こうした行動療法は尿失禁の行動療法非常に重要です。

③ 電気・磁気刺激療法

電気刺激療法(干渉低周波療法)や磁気刺激療法は電気や磁力によって骨盤底の筋肉や神経を刺激するものです。

通常外来で治療が可能です。

④ 仙骨神経刺激治療(Sacral NeuroModulation:SNM)

会陰部や骨盤部を支配する仙骨神経に持続的に電気刺激を与えることによって切迫性尿失禁の改善を図る治療です。

電気刺激装置を埋め込んで仙骨神経を常に刺激します。

日本では2017年9月に保険適用となっています。特定の施設で治療が可能です。

⑤ 手術療法

尿道スリング手術というポリプロピレンメッシュのテープを尿道の下に通して、緩んだ尿道を支える手術があります。

その他の手術療法もあります。

相談しずらい尿漏れですが、生活の質改善のためにもまずはご相談ください

尿漏れはなかなか相談しづらいですよね。

しかし、同年代に非常に多くの患者さんがいらっしゃいます。

治療薬・治療法の改善により以前よりはるかに治療後の生活QOLが改善する方が多いです。

まずはお気軽にご相談ください。

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